学びの場 坂下かすみ 
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2003 年 7 月 6 日    
学びの場

 ちょっと長いですが、「NPO法人 東京賢治の学校 自由ヴァルドルフ・シューレ」の小中学部学習発表会に行ってきました。略して「賢治の学校」では、宮澤賢治とルドルフ・シュタイナーの人間観、教育方法論を手本に教師の実践も参考に練り上げた独自のカリキュラムに基づき、現在は1年生から7年生まで58人が学んでいます。
 便利で豊かな生活、効率を求めた合理的な生活は、地域社会の都市化を進め、煩わしい事、面倒な事は避ける(まるでそれが悪のように)ようになっています。
 しかし、効率良く行う事は良い事でもありますが、残念ながら、社会を築く上で大切な事を落としてきました。社会を細分化・専門化した事で、意識を持って任せていればいいのですが、ある程度任せて安定してくると生じてくるのが『無関心』です。今、社会で起こっている事象の原因になっていたり、関心を持って対処していたら防げたことが多いのではないかと思います。
 教育問題においても例外ではありません。親として、社会として子どもに教育を受けさせる義務があるわけですが、学校に任せきりにしていなかったか?学校が開かれていなかったという事もあったと思いますが・・・。
 賢治の学校では、親と教師が創る学校を理念としていて、親(全員ではありませんが)が学校運営にも関わります。学びの場を創っていこうとした始まりには、当然行なわれていたことなのだと思います。
 「人は一生学び続ける」このために、年齢なりの学びがあり、大人になっても学ぶのだと思います。学ぶことは楽しみであり、知ることは喜びであるので、様々な困難や面倒を乗り越えて、人は学びを求めていたはずでした。
 「学びの場」としての学校をしっかりと考える時期がきているのではないか、その思いを強くして帰ってきました。


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